『廃村少女』応援中!

2012/07/31

カレイドメイズ3 感想

湖山真/角川スニーカー文庫

前巻から登場した新ヒロインのミオがうざくて仕方がない。そのせいか文中で美少女と書いてあっても、どうしてもおばさんとしかイメージできない。さらに主人公のネーフェに対する態度が、うじうじはっきりしないものでもう駄目。途中で放り投げた。イラストがいいだけに残念。
これでただでさえ数少ない角川スニーカー文庫の購入タイトルが減ってしまった。残っているのは「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」だけかな。

2012/07/30

花×華4 感想

岩田洋季/電撃文庫

相変わらず、涼香さんのイラストとも相まってヒロイン二人がめちゃくちゃ可愛くていい。
いいんだが、後半で登場するトラブルメーカー役の葉菜子がうざくて、さらにうじうじとはっきりしない主人公との合わせ技でストレスが溜まりっぱなし。さらにこの巻の中ではこのフラストレーションが解消されないのがきつい。これが今後のストーリーで上手に昇華されていくのか、やや心配になってきた。

MF文庫J10周年記念 夏の学園祭

MF文庫J10周年記念 夏の学園祭」に参加して来た。

会場に着いたのが9時30分くらいだったのだが、公式物販の行列が1階の会場道路脇を延々と続いているのを見て、心が折れた……。列の終わりが見えない……。
10時30分からの「この部室は帰宅しない部が占拠しました。」のステージの観覧チケットが当選していたので、とりあえず展示のほうに回ることにする。色紙展示コーナーでは作者は普通のサインで、絵師がイラスト付きというの一般的なパターンなんだが、作者ながら一人だけイラストになっていた田口一さんが、結構上手くて目立っていた。展示の最後はシャワー室ということで、肌色率の高いイラストがまとめて展示。これだけまとめてあると壮観。天井にも星奈のシャワーシーンポスターがどーんと貼られていて、いやぁ、おおきいっていいねーと思ってしまった。

「この部室は帰宅しない部が占拠しました。」のステージは、最初、総合司会ということで下田麻美さん、江口拓也さんが登場。下田さんは最初からハイテンションで、めちゃくちゃ司会慣れしている感じ。観客を煽るのが上手い。
その後、「この部室は帰宅しない部が占拠しました。のCVを担当した下田麻美さん、水橋かおりさん、小倉唯さんが登場。恋子役の堀江由衣さんは恋子の立看でした(笑)。アフレコ時の出来事などのコメントのほかOPムービーも上映されたが、これがまさかの全裸カットがあるなど、結構エロかった。

次のステージまでには時間があったので、今のうちに公式物販をと思ったが、未だ長蛇の列だったので、断念して、ゴーゴーカレーでお昼。前に来たときはビジネスクラスでやや物足りない感じだったので、ファーストクラスを頼んでみたが、カレーソースに比べてご飯が多すぎ。これならビジネスクラスで十分かな。

午後からは「この中に1人、妹がいる!」のステージ。前のステージと同様に総合司会の下田さん、江口さんが登場した後、石原夏織さん、佐倉綾音さん、竹達彩奈さん、大亀あすかさん、日高里菜さんがウエディングドレス風な衣装で登場。なんかめちゃくちゃ可愛く見える。定番の質問コーナーではやや百合風味な掛け合いなどあり面白かった。竹達さんには「ワイルドなこと」というお題があって、最近夜にジョギングをしているとのことで、某ユニ○ロのジョギングウェアを着て走っているとのこと。しかし季節柄汗をかいて「アンダーウェアというか……、下着が…びょしょびしょ…」というようなコメントを超恥ずかしながらしゃべるものだから、会場も萌え萌えに盛り上がった。
登場メンバーでエンディング曲を歌った後、Stylipsがオープニング曲を披露。非常に豪華なステージだった。

ステージ後、再度公式物販の列を探すと、さすがにこの時間になるとほとんど解消されていた。が、しかし売り切れの商品もちらほら。公式ソングのCDが売り切れていたのはびっくり。まあ、最初から目当てはメモリアルブックだけだったので関係ないけど。

最後は「この中に1人、妹がいる!」の著者、田口一さんのサイン会。
サインしてもらう時に展示会場の色紙の件を話すと、1時間かかったとのことで、色紙にもその苦労の跡が忍ばれたので、さもありなんと微笑ましい。デビュー作の「魔女ルミカの赤い糸」の時から応援していたので、アニメ化作家入りとか、なんだか感慨深い。

さすがに疲れたのでこのあとそのまま帰宅。
秋葉原のガンダムカフェ前のひろばで、自衛隊が隊員を募集していたのだが、装甲車がかっこよかったので思わず写真を撮ってきた。

2012/07/28

封環世界のグリモワール 感想

にのまえあゆむ/HJ文庫

同じ文庫からの「デウス・レプリカ」や一迅社文庫からの「鈍感な僕と鋭い彼女」が面白かったので、次はこれと読み始めたが、途中で挫折。
ストーリーを進めたいのはわかるが、出会って二三日の人にまるで十年来の親友や彼女のような思い入れを急に抱き出す主人公の感情の変遷についていけない。ヤンデレの一歩手前で踏みとどまっているような妹は良かったんだけど、後半は放置になってしまい、残念すぎる。
この1巻で打ち切りになり次の「魔女3人と俺の××な関係」が出ることになるのもわかる出来。とはいえ「魔女3人と俺の××な関係」も単巻打ち切り。
よく考えたら一迅社文庫の「異世界の魔法使いがうちに居候中です!?」を買ったら、この作者の作品コンプリートしてしまうということは、この作者気に入ってるのかも。

魔弾の王と戦姫2 感想

川口士/MJ文庫J

1巻が面白かったので、2巻も買ってみた。
ストーリー自体はあまり大きくは動かなかったが、ジスタートとブリューヌの2国間関係などが徐々に判明。
相変わらず面白いのだが、終盤で引っかかった箇所が1点。暗殺者の生き残りが暗殺しようとしていたのが主人公だったはずなのに、実際の行動は戦姫二人に向けての単純な突撃。このへんの不整合は作者の力量とも関わってくることなので、先行きがちょっと不安。
とはいえ、おっぱいを毒ベビに噛まれるとかあざとい展開(笑)、嫌いじゃない。

2012/07/26

グロリアスハーツ 感想

淡路帆希/富士見ファンタジア文庫

前作「花守の竜の叙情詩」がリリカルなファンタジーでとてもいい作品だった。
本作も異世界ファンタジーながら19世紀ヨーロッパっぽい世界観。とはいえ「贋人」とよばれる人型生体兵器が存在していて、感情のないものが一級品で、感情を持ってしまっているのは不良品だという設定が面白い。
貧乳クールなヒロインとのラッキースケベ的なキスシーンがあるのだが、結構ねっとりとした描写でエロい。

前作同様この作者の作品にはどこか静謐なリリカルな印象を受ける。次への引きがいっぱいの終わり方なので次巻が楽しみ。

2012/07/25

魔弾の王と戦姫 感想

川口士/MJ文庫J

あちこちの文庫レーベルで見かける作者だが、今まで読む縁がなかったが、「星刻の竜騎士」や「精霊使いの剣舞」など他作者のファンタジーものが面白かったので、手を出してみた。

山岳地帯の田舎領主が主人公のファンタジーものだが、さすがにあちこちで作品を出していることもあって、萌えを押さえつつ手堅い筆力で楽しませてくれる。また、ファンタジー戦記ものだとメインは剣を持った騎士だが、本作では弓兵に焦点を当てているとこも珍しいところ。
ただ、扉イラストはインパクトのあるエロい絵でいいのだが、ほかの挿絵が今ひとつなのが残念。

2012/07/24

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て 感想

竜ノ湖太郎/角川スニーカー文庫

ジュブナイル、ライトノベルの文庫としては老舗といえるレーベルだが、今のライトノベル・ムーブメントでは今少し影が薄い。
お気に入りに作家さんは何人かいるが、現状シリーズが継続しているのは本作だけ。かつてのレーベルの存在感を考えると寂しい限り。

さて本作品だが、作品タイトルや著者名なども変わっているが、作品内容も単純に異世界ファンタジーものと切って捨てるには、あまりにも色々と変わっている。今巻は前巻から続くギフトゲームの完結巻で、独自の世界観のなかで熱いバトルを繰り広げ、相変わらず面白い。
ただ残念だったのは、作者のあとがきにもあったように、黒ウサギの”いじり”が少なすぎたこと。エロマヌケ可愛い黒ウサギのいじられ掛け合いがもっと読みたい。この独特の”ノリ”がこの作品の面白さなのかも。

2012/07/22

101番目の百物語5 感想

サイトウケンジ/MF文庫J

水着巻でイラストが涼香さん、もうこれだけでたまりません。
ストーリーの方も主人公が憧れる詩穂先輩がメインで、”百物語”には程遠いのに、なんだかクライマックス的な盛り上がり。
身の回りのほとんどの女の子がロアという、よく考える恐ろしい状況なわけだが、あらかたキャラが出尽くした感があって、今後どういう展開になるのか楽しみ。

おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!2 感想

村上凛/富士見ファンタジア文庫

コスプレイベントに参加するためのあれこれがメインの巻。順調にあちこちでフラグを立てている感じ面白い。
ただ、メインヒロインの恋ヶ崎はイラスト補正で可愛いイメージになっているが、ギャルなリア充女子高生という設定からは、どう考えても美少女にイメージできない。コスプレ時、ウィッグ+メイクでギャル成分がカバーされて美少女に見える、というのなら考えられるが。
それよりも新登場の小豆ちゃんの方が好み。引き続きの登場を期待。
あと、「オタリア」って略称はちょっと……。

2012/07/19

ひきこもりの彼女は神なのです。4 感想

すえばしけん/HJ文庫

有り体に言えば、イベント発生→トラブル勃発→主人公解決というお決まりの展開なんだけれど、普通に終わらせないところがこの作者の魅力。各人各様の事件の関わり方が明かされる最後のシーンはかなり新鮮。
あと、幼馴染キャラの献身っぷりは、もうすでにヤンデレの領域にあってインパクトが凄かった。

2012/07/18

RIGHT∞LIGHT2 感想

ツカサ/ガガガ文庫

RIGHT✕LIGHTのシリーズが終わってしまって、もっと彼らのその後が読みたかったと残念に思っていたところ、まさかの続編新シリーズ。
“日常編“ということで甘々なラブコメ展開になるかとおもいきや、さすがにこのシリーズだけあって、ラブコメを押さえつつもシリアスでしっかりと読ませる。
今巻は、陽名ちゃんがラブコメ戦線本格参入という流れと、小学生ヒロイン倉野英里香が「世界を終わらせる」存在だと知らされるところまでの展開。
今後どのように「世界を終わらせる」存在になってゆくのか、また主人公はどのようにして英里香を守ってゆくことになるのか、次巻を読むのが楽しみで仕方ない。

2012/07/17

精霊使いの剣舞6 感想

志瑞 祐/MF文庫J

この巻で、闇精霊レスティアと主人公との関係やその目的がうっすらと見えてきた。しかしここまでサクサクとストーリーが進んでくると、終わりも近いのかと心配になってしまう。
あと残念だったのは、せっかく出てきたロリキャラがあっさりと退場してしまったこと。まぁ、あんまりキャラが多すぎると動かすの大変なんだろうけど、精霊剣舞祭の後にも話が続くようだったら、ぜひ再登場を希望。

2012/07/14

東京レイヴンズ6 感想

あざの耕平/富士見ファンタジア文庫

今回は、D案件こと蘆屋道満との呪術戦がメイン。ただ、主人公グループはひたすら防戦一方で、見せ場は祓魔局などのおじさんたち。
しかし、各人各様の思惑が絡んで、未だその先行きが定かではない感じ。続刊が楽しみです。
あと、自分的に真ヒロインの鈴鹿ちゃんが今巻も可愛かったので満足。

2012/07/13

星刻の竜騎士VII 感想

瑞智士記/MF文庫J

相変わらず〆鯖コハダさんのイラストは可愛くて萌える。でもやや作中の描写より幼い感じすぎるような気がしないでもない。
安定の面白さだが、なかなか話は進まない。とりあえずナヴィーが可愛い。

2012/07/12

カンピオーネ!XI ふたつめの物語 感想

丈月城/スーパーダッシュ文庫

サブタイトルにあるように“はじまりの物語”に続く内容で、ツンデレ・エリカからデレデレ・エリカへの移り変わりが楽しめる。
もうこのシリーズも11巻目で安定した面白さ。ただ、アニメのできは今ひとつ残念な感じで、アニメ化SD文庫の呪い(アニメ化されるも残念な結果になり、続刊が出なくなる。例:銀盤カレイドスコープ、アキカン!、紅)が発症しないことを祈るしかない。

2012/07/08

こちら、幸福安心委員会です。

初音ミク/うたたP

うたたPの曲は「ストラトスフィア」、「アド・アストラ」など前から好きで、この「こちら、幸福安心委員会です。」もそのインパクトの高いディストピアな歌詞世界と、ハードというかアヴァンギャルドなサウンドでお気に入りの1曲。

ところで、なぜいきなりボーカロイド曲をここで取り上げたかというと、この曲、作詞をライトノベル作家の鳥居羊さんがしているのです。
そう聞くと、歌詞ながらしっかりとしたバックグラウンドをもった世界観を感じさせてくれて、さすが小説家と思わせる。
HJ文庫から出ている鳥居羊さんのライトノベル「巨竜城塞のアイノ」は、高校生が異世界に飛ばされるファンタジーものなんだけど、主人公の密かな野望が、パンツを履く習慣のない異世界の人たちにパンツを履かせるという、ある意味(笑)壮大なもの。
「SAS」シリーズ以来、作家買いしている作家さんなので、是非注目してあげて欲しい。

iTunes Store:こちら、幸福安心委員会です。



2012/07/07

ひきこもりの彼女は神なのです。3 感想

すえばしけん/HJ文庫

今巻はコウタがメインのストーリー。

ひきこもりヒロインは相変わらず可愛かった。そしてヒロイン追加。
手堅く、安心の面白さ。ただこれでもうちょっとイラストが良かったらなぁ、悪くはないんだけど。

らぶなどーる! 感想

上月司/電撃文庫

「レディ✕ばと!」が終わっての新刊。

アニメのあまりにもひどい出来(とくに円盤特典映像がひどい)で、ショックだったからか、書く気力を完全に喪失してしまっていたが、とりあえず終わらせてみました感(編集からどうしても終わらせろと言われたのではないかと邪推)が満載の「レディ✕ばと!」最終巻が出たあと、このまま作家やめちゃうんじゃないかと心配していたので、ひとまず安心。

友達のいないヒロインの友達づくりヘルプタイプのストーリーで、テンプレパーツを使いつつも、全体としては陳腐化、類型化を逃れたストーリーテーリングで、作者の力量を感じる。次巻はぜひおっぱい姉妹の妹の活躍をお願いします。

あと、「レイヤード・サマー」も結構好きだったので、こちらの続刊も期待したい。

特撮博物館 1万人事前招待会

庵野さんが館長の「特撮博物館」。それの1万人事前招待会にニコニコ動画枠で行って来ました。


入ってすぐは、さまざまな特撮作品のデザイン画や撮影用のミニチュアールやマスクなどがあり、もうここからテンションマックスで見入ってしまった。
その次は目玉の「巨神兵東京に現る」の上映スペース。さすがにこれ全部特撮で作ってるとはびっくりする迫力とスケールの大きさ。しかもただ単に巨神兵が出てきて、東京を破壊するだけでなく、しっかりと物語のプロローグとして作られているところも素晴らしい。あと、ナレーションが林原めぐみさんだったことと、最初に例のトトロが出てきてしっかりとジブリ作品として制作されているところがポイントかな。

特撮造形師の紹介する「軌跡」コーナーや特撮美術倉庫を再現したコーナー、特撮技法の説明のコーナーを過ぎると、破壊された東京の街並みのミニチュアのオープンセットが出現。そこだけ写真撮影がOKだったので、撮って来ました。


これで展示は終わって、ここからはミュージアムショップ。
巨神兵figmaを山ほど抱えている人が多数いて、案の定、テンバイヤーらしい。5000円以上でも入札があるみたいだけど、10月にはウェブ通販もあるみたいなのに、なんだかなぁ。
私の方は図録と「円谷特殊技術研究所」DVDボックスを買って来ました。

ちょうどお昼ということで深川めしを食べて帰って来ました。

2012/07/04

死にたくなければXX! 脱ぐのは絶対にイヤ! 感想

葉原鉄 /一迅社文庫

前シリーズの「土属性はダテじゃない!」は最後、イチャイチャ、バカップルになって、その先はぜひ美少女文庫でやってください、とお願いしたくなるほどなんだかエロかった。

本作もタイトルと表紙イラストだけを見ると、エロ成分多めのラブコメかと思ったら、さにあらず、まっとうなファンタジーにラブもコメもエロを少しづつ加えてみた、けれどどちらかと言うとシリアス寄りといった感じ。手堅いストーリーテーリングで次巻も楽しみだ。
あと、八坂ミナトさんのイラストがほんと素晴らしい。これそのままエロゲ作ったら売れるんじゃないだろうか。

ただ1点問題なのは、なんだか小説に出てくるキーワードをこねくり合わせて、「こんな感じのタイトルをつけたら注目を集めるだろう」と編集者がマーケティング目線で無理やりつけた感にあふれている作品タイトル。「脱ぐのは絶対にイヤ」とか全く内容と関係なくて最悪のネーミング。

2012/07/03

ハレルヤ・ヴァンプ 感想

山口幸三郎/電撃文庫

前シリーズの「神のまにまに!」が好きだったので買ってみた。
あらすじから既出感いっぱいな感じで不安があったが、わりと新味のあるヴァンパイア設定で楽しめた。
始祖のロリキャラもいい感じだが、病んじゃってる幼馴染キャラの今後が気になる。
ただ、最後に生徒会メンバーが急に主人公に協力的になったのは、唐突すぎる展開だった。

2012/07/02

「人類は衰退しました」第1話先行上映会

普通の試写会はこじんまりしたところが多かったので、結構大きなホールでびっくり。
時間になり、上映会の諸注意の前説が始まったのだが、これが”わたし”役の中原麻衣さんが”わたし”を演じながらアナウンスで、会場は大盛り上がり。あのアナウンス欲しいなぁ。

マーベラスの宣伝スタッフが司会として登場しまずは、第1話先行上映会を開始。
原作は未読なんだが、”わたし”の暗黒面もさりながら、妖精さんやデザイン面など非常に可愛らしく、ファンタジーな世界観になっているのだが、薄皮一枚下には不穏な何者かが潜んでいそうな、そんな不思議なアニメーションだった。

上映後、監督の岸誠二さん、シリーズ構成の上江洲誠さん、中原麻衣さんが登場し、再度、第1話を上映しつつ、オーディオコメンタリーを行う趣向だったけど、画面とはほとんど関係ないカオスなトークだった。

その後、「月刊田中ロミオ第3号」は表紙のイラストと裏の広告の写真で同じポーズととっていることなどが、マーベラスの宣伝スタッフから裏話としてありながら、上映会は終了。

しかし、最期まで残っていた司会から、アニメ化のお知らせがあるということで、ムービーが流されたのだが、肝心のタイトルロゴが上映されず、あとから「AURA~魔竜院光牙最後の闘い~」の劇場アニメ化がアナウンス。ステージには監督の岸誠二さん、構成の上江洲誠さんが登場。「人類は衰退しました」とあまり変わらないスタッフで制作するらしい。ただ、脚本が出来上がった段階らしいので、あまりコメントすることがないようだった。

精霊使いの剣舞5 感想

志瑞 祐/MF文庫J

精霊剣舞祭の開催および、伝説の聖剣と救世の聖女にまつわる過去話がメイン。
安定した面白さだが、何と言っても裸ニーソのロリ剣精霊が可愛すぎる。巫女姫様のフィアナを基本的には応援しているだけど。

2012/07/01

太田顕喜先生&むにゅう先生サイン会、minoriミュージアム in GAMERS

太田顕喜先生&むにゅう先生サイン会に参加してきました。

最初のスタッフさんの説明で、サインはコミックに行うと説明と聞いて顔が真っ青に。
確か色紙に行うと書いてあったような気がしたが、自分の気のせいだったろうかと、整理券を確認してみるとそこにも色紙にという文字が。
一瞬、抜け出てコミックを調達してこようかと思ったが、とりあえずスタッフさんに相談してみたところ、新しく通常版のコミックを渡していただいて、無事サインを頂くことができました。太っ腹な対応に感謝です。

会場には少し早くつくことができたので、サイン会場の下のフロアで開催している「むにゅうイラスト展」にも行って来ました。
「朝まで授業Chu!」だけでなく、「れでぃ✕ばと!」「ゆうれいなんか見えない!」関連のイラストも展示してあり、点数は多くなかったが満足。
1000円とお手頃だったので、お風呂ポスターBを購入。Aの方は早速売り切れてました。
また、おっきな立看がおいてあり店頭オークションを行なっていました。後日サイン入りになるとのことでした。その時の最高入札価格は5000円だったので、ちょっとそそられたのですが、冷静に考えるとどう考えても置く場所がないのでスルーしました。

そのあとは、AKIHABARAゲーマーズ別館ぷちげまで開催している「minoriミュージアム in GAMERS」へ。

B2タペストリーを購入しょうかなと考えたが、どれも既出絵ということもあり「夏空のペルセウス」の1st.フライヤーだけもらって退散。
すぴぱら」が全年齢対象だったため、2chなどで「エロを捨てた」などと散々書き込む人がいたせいか「夏空のペルセウス」はかなりH系に力を入れているみたい。でも、いやぁ素晴らしいおっぱいですね。
発売が楽しみです。


楽聖少女 感想

杉井光/電撃文庫

日本人高校生がそのままの姿で”ゲーテ”と認識されているという設定や、舞台である19世紀のヨーロッパもそのままではなく、なかなか不思議な感覚の小説だった。

イラストは「神様のメモ帳」に引き続き、岸田メルが担当。メフィストフェレスの上品なエロスがにじみ出るイラストは至高。
しかも主人公の両親は父が音楽プロデューサーで音楽評論もやっている。母は有名なピアニストで祖母がハンガリー人とくれば前シリーズの「さよならピアノソナタ」のあの二人を思い浮かべずにはいられない。まあ、設定だけで登場したりはしないだろうけど、杉井光の作品の中から一作を上げるとすると「さよならピアノソナタ」を上げるくらい好きなシリーズだったので、encore peaceのその後が伝え知ることができて、なんだか嬉しい。
「さよならピアノソナタ」でも感じたが杉井光の音楽を文字にする表現力を本作でもタップリと楽しめる。

ただ、ハイドンのキャラ付け、絶対その後かんで考えついただろ、と突っ込まざるをえない。出てくるたびに吹いてしまう。